BLOG

14/365
働く意味
 
働く意味をよく知らないで、中学校を卒業し、15歳、横須賀の自衛隊で訓練に励み、腕立て伏せをしていました。大学生の時は、お小遣いが欲しくてアルバイトをしていました。卒業する時も、仕事観がほとんどなく、単純に生活費の為き、生きるために、自分の知る限りの少ない情報の選択肢の中で、割と給与の高い仕事を探してました。キャリアプランもキャリアビジョンも、当然、仕事上の夢もなく、親のスネをかじれる時間の終わりが来ただけで、まったく社会に出る準備はありませんでした。
 
僕みたいな、ぬるい気持ちの学生は多いのではないかと思う。職業意識が育たず、社会に放り出されて、偶然、選んだ職業で一生の仕事にする。その会社や業界の中だけのキャリアプランをたてる。昇進とか異動とか資格とか転職とか。自分で選んでしまった会社や業界の範疇で、目標を立てたり、夢を見る。学生を卒業し、最初にひいたカードに書かれてある職業があたかも、生涯職業かのような気にさせられる。たまたまなのに。
 
親のスネをかじれる、親の扶養の中で衣食住の安全安心がある無敵状態にある、中学生、高校生、大学生の時期は非常に大事であると振り返る。もし、この期間に、世界中の仕事や職業や稼ぎ方を知れれば、どれほど生涯の職業選択肢が増えたことか。もし、この時期に自分のワクワクする仕事や職業を発見できたら、生涯職業として、打ち込めただろうか。好奇心のチカラは計り知れない、天井の無い無限のチカラがある。幼少期、ドラクエをやり、夜も寝ずに熱狂しのめり込んだ。毎日ワクワクしながら、ドラクエのストーリーを楽しんだ。主人公になりながら。今思い出しても、今の仕事に応用できることは多々ある。好奇心からきたチカラは測りきれない。
諦め顔で仕事をしたくない。イヤイヤ満員電車に乗りたく無い。こう感じている人は多いと思う。でも、ココロの底の本音は隠したままである。それが現実。簡単に転職できない。簡単に本音を出せない、上司にばれる。
 
今やっている仕事に、好奇心を見つけ、毎日ワクワクできているなら最高に素晴らしい職業観を見つけたと言える。気持ちやココロの在り方で、それは変えられると思う。嫌な仕事、やりたくない仕事、割りの悪い仕事、給与の安い仕事、汚い仕事、蔑まれる仕事、こき使われる仕事、こういう仕事をしていると通常、マインドをズタズタにやられる。僕もそんな気持ちを何度も味わった。やってらんね〜って。やめてやるーって。ココロを何度もすり減らしながら、わずかな給与の為に頑張った。世の中にたくさん、同じような気持ちの人が今日も頑張っているはずだ。日本や世界を底辺から支え続ける人々が。そんな人が報われない、幸せになれない社会は間違いだと思う。
 
僕は、転職を9回しました。天職を探していました。天職はありませんでした。でも、天職を探すのではなく、働く意味を知るべきだったんです。働く意味を知れば、どんな仕事をしても、どんな職業についても、自分の天職だと思えるんです。家で待っている妻子の顔、休日のお出かけ、自分の仕事で喜んでくれるカスタマーの様子、自分の仕事で喜ぶ経営陣の様子。働く意味を知れば、ココロの中に無形資産が溜まっていっていると思う。善循環が出来上がってきているように思います。
 
もし今、仕事に悩んでいたり、職業に悩んでいたりしたら、今一度、【働く意味】を、自問自答してみてください。僕が9回の転職して、もがき苦しんでいた頃に考えていたことです。お金を求めていた僕が、たどり着いたことは、【働く意味】を見つけ、仕事に【好奇心】を見出すことだったんです。
☆ 天職はない。働く意味を知れば、全ての仕事は天職。
☆ 働く意味を知り、好奇心で仕事を見れれば、
　　ココロの無形資産が溜まり、
　　人生の善循環に入ることができる。
 
 
厳しく、優しいコメントがある方はこちらにコメント頂けると幸いです。